こんにちは
アラフォー看護師で、妊活・妊娠中にして
『食べて痩せるダイエット』
チャレンジ中のMakiです!
主に妊活中から妊娠中に実施している
ダイエットや実践してよかったこと
「1年前の私に届けたい学び」として
綴っていきます♪
先日の記事で、体外受精後の胚移植の際、
『新鮮胚移植』と『凍結胚移植』があること。
それぞれの違いやメリットデメリットについて
紹介しました。
今日は私が実際に胚移植をする際に
どちらを選んだのか。
選択した理由についてお話しします。
採卵・胚の培養までの経過
新鮮胚移植と凍結胚移植のどちらにするか
選択する際、
それまでの治療の経過について考える必要がありました。
採卵までのホルモン補充方法について
私が受けた治療は『PPOS法』と呼ばれる
黄体ホルモンを補充するものでした。
黄体ホルモンを補充することで
通常排卵時には1つのたまごが排卵するように
育てていくのですが・・・
複数の卵胞を育てることになります。
そうして卵巣内に複数個育った卵子を
採卵日に回収します。
なので治療を選択した時点で
複数個の卵子が回収できるであろうと
予想していました。
また、黄体ホルモンを補充することで
通常の生理周期よりも
卵巣に負担がかかることが予測されます。
そしてホルモンバランスも変化するので
子宮の環境についても心配がありました。
医師の話では
数あるホルモン補充療法のなかでは
PPOS法は『低刺激』の部類になると
言われ、
新鮮胚移植も凍結胚移植も
どちらも選択可能といわれていました。
採卵後の胚培養の結果は?
採卵当日、それまでの経過のエコーでは
7~8個ほど採卵できそうとの予測でした。
しかし実際採卵できたのは6個、(うち1つは変性卵)
そして5日目胚盤胞まで育ったのは3つでした。
採卵までの予測とも実際の数は違いましたし、
採卵してからも育つかどうかは
わからないものですね。
新鮮胚移植?凍結胚移植?妊活中看護師が選んだ3つの理由
私がお世話になったクリニックでは
採卵時までに新鮮胚移植にするか、
凍結胚移植にするかを決めていました。
そして、私は「凍結胚移植」をすることに決めました。
予想より採卵できた卵子の数が少なかった
のですが、
5日目胚盤胞まで育った胚が3つありました。
その時点で、胚の凍結をお願いしてよかったと
思っています。
※なお、新鮮胚移植を選択しても
希望すれば残った胚を凍結保存することは可能です。
凍結胚移植を選んだ理由をお伝えします。
凍結することで複数の胚を保存できる。
複数の胚盤胞が育ったら
胚のグレードを確認したうえ、複数個凍結保存ができる。
つまり次回以降は凍結保存した胚があるため
採卵からせずにすむのです。
1回の移植でうまく行かなかった時に
次の周期で採卵からしなくて済むのは
排卵させるための薬を使わなくてすんだり
体への負担を最小限にして胚移植に臨めます。
また、二人目以降と考えても、
その時一番若い時の卵子(胚)を使えるので
一般的に年齢を重ねる毎に
卵の質が下がることを考えると
より若い時の卵子(胚)を使えるというのは
大きなメリットです。
子宮環境を整えることが出来る
新鮮胚移植の場合、採卵してから
数日後に胚移植をすることになります。
すると、採卵までの間にホルモン補充や
採卵時のストレスで
子宮の環境が悪化している可能性があります。
そのことが原因とは言い切れませんが
新鮮胚移植と凍結胚移植を比較したとき、
凍結胚移植のほうが妊娠成立となる
確率が高いと言われています。
私はベストな状態での胚移植をしたいと考え
凍結胚移植を選択しました。
PPOSのリスクを下げるため
PPOSは採卵前に黄体ホルモン補充を行うことで起こると言われる合併症の一つです。
妊娠が成立すると体からの黄体ホルモンの分泌量も増えるため、
さらにPPOSのリスクが上がるとされます。
PPOSとなってしまうと場合によっては
母体の命に係わることなので、
治療をする必要があります。
そうなってしまうとせっかく宿った命を
あきらめなければならなくなる
可能性が出てしまいます。
医師には私の受けた治療は、
低刺激の分類になると言われたので、
それほど影響を考えなくても
よさそうだったのですが、
リスクがある以上は
なるべく避けたいと考えました。
終わりに
不妊治療において
『選択』を迫られる機会が沢山ありました。
そしてそれを決めるのは
私やそのパートナーになります。
『選択』をするには
選択肢を知る必要がありますし、
それぞれのメリット・デメリットを
理解できなければ自分たちの意思で
選ぶことは困難となります。
不妊治療を行っているクリニックは
どこも混んでいて
待ち時間の割に自分が医師と話せる
時間はわずかかもしれません。
そんななかでも、
主治医が、きちんと説明してくれることが
重要だと思います。