こんにちは
アラフォー看護師で、妊活・妊娠中にして
『食べて痩せるダイエット』
チャレンジ中のMakiです!
主に妊活中から妊娠中に実施している
ダイエットや実践してよかったこと
「1年前の私に届けたい学び」として
綴っていきます♪
私自身、婦人科に勤務していたことがあり、
知り合いの助産師や産科医からよく聞くのが
「最近の妊婦さんは痩せすぎている」
とうことです。
妊娠中に増加する体重の多くは、
胎児、胎盤、羊水、子宮、
そして母体の体液の増加によるものです。
かねてより、妊娠中の過剰な体重増加は
妊婦や胎児にとって健康上の問題を引き起こす
可能性が指摘されています。
一方で、妊娠前から痩せ体型である。
芸能人やモデルさんが妊娠を発表した際の写真で妊娠中にもかかわらず、
体型的な変化の少ない姿が公表されたり・・・
急激に変わっていく体重や体型の変化に
恐怖を感じる妊婦さんが増えているそうです。
今日は、多くの妊婦さんが難しいと感じている
妊娠中の体重コントロールについて
とくに体重が増えないことによる
危険性についてお話したいと思います。
厚生労働省が推奨するBMI別妊娠中の体重増加の目安
妊娠中の体重増加の目安って、
判断が難しいですよね・・・。
厚生労働省では2021年3月に
「妊産婦のための食生活指針」を
改定をしています。
その中に、妊娠前のBMIにより
目安とする体重増加について
書かれています。
「妊娠中の体重増加指導の目安」
(令和3年3月8日日本産科婦人科学会)
を参考として提示されているそうです。
さっそくその指標についてご案内します。
妊娠前のBMIが18.5未満の場合・・・
12~15㎏の増加を目安にする。
妊娠前のBMIが18.5以上25.0未満の場合・・・
10~13㎏の増加を目安にする。
妊娠前のBMIが25.0以上30未満の場合・・・
7㎏~10㎏を目安にする。
妊娠前のBMIが30以上の場合・・・
上限5㎏までを目安とした個別対応
このようになっています。
多くの保健福祉センターや産院で
この指標をもとに
体重コントロールについて指導をしています。
胎児や妊婦の健康が危険!痩せすぎる妊婦の3つのリスク
妊娠中の適切な体重管理は非常に重要ですが、
妊娠中は過度のダイエットや運動によって
痩せすぎに陥ることにも注意が必要です。
胎児の成長を妨げるリスク
妊娠中に十分な栄養を受け取らない場合、
胎児の成長が遅れる可能性があります。
また、
低出生体重や早産のリスクも高まります。
妊婦自身の健康リスク
妊娠中、適度な体重増加が得られないということは必要な栄養素が摂れていない可能性があります。
適切な栄養を受け取らない場合、
妊婦自身の健康に悪影響を与えてしまいます。
例えば、栄養不足によって
貧血や骨粗鬆症、
さらに免疫力低下などの問題が起こる場合があります。
産後のリカバリーが遅れるリスク
妊娠中の過度なダイエットや運動によって、
出産後の体力回復が遅れる可能性があります。
産後の身体の回復は、妊娠前の状態に戻るために
ある程度の時間がかかりますが、
過度の痩せすぎは
回復を遅らせる可能性があります。
また、妊娠中の痩せすぎが原因で
出産時の消耗が激しく、難産となる傾向もあります。
さらに、栄養が足りないことで免疫力が低下し
産褥期に出産に伴う傷の遅延が生じたり
感染症を起こすリスクが高くなります。
おわりに
妊娠中の体重管理については
「増やさない事」にフォーカスしがちですが、
増えなさすぎることも大きなリスクになる
事がわかりました。
妊娠中の急激な体の変化に
戸惑うことも少なくないと思いますが
不安なことは妊婦健診の時や
地域の保健福祉センターの助産師さんに
なんでも相談することが大切です。