妊娠中の浮腫みの原因とは?看護師が危険と捉える浮腫みの症状とは?

こんにちは

アラフォー看護師で、妊活・妊娠中にして

『食べて痩せるダイエット』
チャレンジ中のMakiです!

主に妊活中から妊娠中に実施している
ダイエットや実践してよかったこと

「1年前の私に届けたい学び」として
綴っていきます♪

妊娠中の方、
むくみに悩んでいませんか?

妊娠経験のある女性へのアンケートでは
妊娠中に浮腫みを感じた人は
60%近くにも及ぶというデータもあります。

私自身、妊娠前は
立ち仕事だったので勤務の終わることには
足がパンパン!!
靴下の圧痕が常についている状態でした。

そして、妊娠中は
妊娠中期の後半に差し掛かったころから
むくみがひどくなってきました。

今日は妊娠後期の浮腫みについて
お話していきます。

妊婦の過半数以上が経験!?妊娠後期の浮腫みの原因とは

妊娠中に浮腫みが生じやすいのには
理由があります。

特に妊娠後期になると浮腫みを自覚する人が
多いと言います。

ここでその理由を解説いたします。

ホルモンバランスの変化による浮腫み

妊娠すると女性ホルモンである、
プロゲステロンの分泌量が増えます。

プロゲステロンは体の栄養素を
保持しようと働く作用があり、

栄養素だけでなく、水分や老廃物の排出を
緩慢にさせてしまう作用もあります。

そのためプロゲステロンの量が増える
妊娠時期に浮腫みやすい体質となる要因の
1つと言われています。

血液量の増加による浮腫み

妊娠すると胎盤を通して胎児へ
栄養や酸素を送るために、血液量が増えます。

妊娠後期に入ると、妊娠前に比べて
1.5倍にまで増えると言われています!

単純に体内の水分量が増えることになるので
血液量が増えるということは
よりむくみやすい状態となると言えます。

大きくなった子宮が血管を圧迫することでの浮腫み

妊妊娠後期になると、
お腹の中の赤ちゃんが大きくなって
重みが増してきます。

そのため、お腹の周りの血管が圧迫され、
血液の流れが滞りやすくなってしまい、
足のむくみがより顕著に現れることがあります。

妊娠中の浮腫み ひどくなるとどうなるか?

妊娠中のある程度の浮腫みは
致し方ないとも言えますが

症状が悪化すると
健康上、二次被害を及ぼす可能性があります。

ここで、妊娠中の浮腫が悪化することで
起こるリスクについて紹介します。

妊娠高血圧症のリスク

浮腫みの悪化は塩分の摂りすぎの可能性があります。
むくみがひどい人は
『妊娠高血圧症』となっている可能性も高いため、妊婦健診での血圧の変化や
頭痛やめまい、動悸などの自覚症状がないか
注意してみていきましょう。

体重が増えているのに低栄養状態になる!?

妊婦健診で、必ず体重測定をしますよね?
急な体重の変化に驚くこともあると思いますし、体重の推移の状況では、
医師から「これ以上増えないように・・」
と注意を受けることもあるかもしれません。

しかし、体重増加の要因が『浮腫みの増悪』
であることもあります。

体重のみに注目をし、増えたからと言って
無理な食事制限をしてしまうと
必要な栄養が足りなくなってしまい、

貧血や疲労感、さらには胎児への栄養共有が
不十分となってしまう可能性があります。

妊娠期の体重コントロールはとても重要ですが
必要な栄養素が確保できるように
医師や栄養士からアドバイスを
もらうようにしましょう。

浮腫みに隠れた病気の出現

『妊娠中は浮腫むもの』と放置していると
むくみに隠れた症状を見逃してしまう
危険性があります。

『下肢静脈瘤』って聞いたことありますか?
足の静脈に、血液の塊が詰まってしまい
ボコッと静脈が怒張する現象です。

症状が悪化すると血流が滞ることで
赤紫色に変色したり、
痛みを伴うことがあります。

下肢静脈瘤を持っている方は
むくみやすいとも言われています。

浮腫みがひどい場合は医師に診察してもらうと
よいです。

『下肢蜂窩織炎の危険性』

続いて気を付けたいのが『蜂窩織炎(ほうかしきえん)』です。

むくんだ状態は皮膚が脆弱となり
ちょっとした刺激で傷つきやすくなります。

知らず知らずに皮膚が傷つき、
そこに雑菌が入ってしまうことがあります。

通常では体に入った雑菌は免疫機構が働き
雑菌の繁殖を抑え、排除してくれるのですが、

むくんだ状態では血流が悪く、雑菌が繁殖しやすい
状態になりやすいのです。

傷が悪化することで炎症が広がり
『蜂窩織炎』を起こしてしまうのです。

おわりに

今日は妊娠中の浮腫みについて
お話しました。

浮腫みやすい原因の中には
妊娠中の体の変化によるものが大きく
解決が難しいこともありますが

浮腫みが悪化しないように対策がとれると
体も楽になりますし、
二次被害を起こさずにすみます。

妊娠中の体の不調は
いつでもかかりつけの先生に相談できるよう
日々の変化をメモしておくのもいいですね。

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