こんにちは
アラフォー看護師で、妊活・妊娠中にして
『食べて痩せるダイエット』
チャレンジ中のMakiです!
主に妊活中から妊娠中に実施している
ダイエットや実践してよかったこと
「1年前の私に届けたい学び」として
綴っていきます♪
妊娠がわかると定期的な妊婦健診は
スタートしますよね?
妊娠経過によって特定して行う検査もあれば
健診のたびに毎回行う検査がありますね。
毎回行う検査の一つに
尿検査があります。
今日は妊婦健診で行う尿検査について
その目的や、結果でわかることについて
お話していきます。
妊婦健診の尿検査で何がわかる?尿蛋白とは?尿糖とは?
妊婦健診で受け付けを済ませると
まず渡されるのが採尿カップ。
毎回行う理由って?そんな疑問を
感じる方いませんか?
尿検査は妊娠中に起こる可能性のある
妊娠合併症の早期発見になることが多いのです。
それでは具体的に尿検査で分かることを
紹介したいと思います。
尿たんぱくで分かること。妊娠中尿たんぱくが+になる意味とは?
妊娠中の尿検査で測るのが、
尿中のタンパク質量です。
尿タンパクの結果表記は
-、+、++
若しくは
-、1+、2+、3+ と表記する場合もあります。
正常とされるのが-で
異常となるのが+となります。
それでは、妊娠中に尿タンパクが+となるのは
どのような状態でしょうか?
尿中にタンパク質が検出されるときは
腎臓の機能の低下が懸念されます。
妊娠中は特に尿タンパクが+の状態が続くと、
妊娠高血圧症を合併している可能性があります。
妊婦健診では血圧も図るので、
妊娠高血圧症については検査結果を総合的に
みて評価していきます。
また、妊娠中は
胎児へ胎盤を通して血液から栄養を送る関係で
循環血液量が増えます。そのため、腎臓の負担も
大きくなります。
他にも、妊娠中の味覚の変化やつわりの症状から
濃い味を好んだり、
フライドポテトを好んでたべるなど、
塩分を摂りすぎてしまう妊婦さんも少なくありません。
尿タンパクが+でもあせらないで!
尿タンパクは実は簡単に出やすいとも言えます。
疲労やストレスによっても
尿タンパクが+となることがあります。
1度の検査で+となっても心配しすぎず、
体の不調はなかったか?
どんな食事を摂っていたか。
睡眠・休息は十分に取れていたかなども
振り返ってみましょう!
健診で連続してタンパク尿が検出された場合や
他に気になる症状がある場合は
医師へ相談してみてください。
尿糖でわかること。妊娠中に尿糖が+になる意味とは?
妊婦健診の尿検査で診るもう一つの項目が
尿糖です。
表記は尿タンパクと同様に
-、+、++
-、1+、2+、3+ と表記されます。
正常が-、
異常だと+が出ます。
では実際に尿糖が+だった場合、
どんなことが言えるのでしょうか?
尿中に糖が検出されるということは
血液中の糖の量が高いことが予測されます。
妊娠中によくある合併症である
妊娠糖尿病の可能性が示唆されます。
ただし、食事直後や検査前に甘い飲み物を
飲んだ場合、
普段の血糖は正常であっても、尿糖が+となる
場合があります。
タンパクと同様に、
尿糖の+が続くようでしたら
食事の内容は時間帯について注意する必要があるかも
しれません。
なお、妊娠糖尿病の診断は
尿検査ではできません。
体重増加の過程や症状の有無も含め、
妊娠糖尿病の可能性が高い場合は
採血や糖負荷検査を追加で行うことになります。
余談ですが、
私自身は妊娠初期から採血結果で
妊娠糖尿病を指摘されていました。
食事の内容を見直し、
体重コントロールは図りながら、
毎回の妊婦健診での尿検査の結果も
経過の目安としていました。
尿糖+が健診で連続して出ることは
なかったことや
体重の推移・胎児の成長度合いをみながら
総合的に経過をみていましたよ。
今更聞けない!尿検査を受ける前の注意点
妊婦健診に関わらず、尿検査は何度も
行った事があるかと思います。
しかし、正しい検査方法をとれていますか?
間違った方法で尿検体を取ってしまうと、
正しい結果が出ない可能性があります。
ここで、復習を兼ねて
一般的な尿検査の検体の取り方を説明します。
1 陰部をなるべくきれいな状態で取る
妊娠中はおりものが多くなる時期が
あります。
尿中におりものが混じってしまうと
本当は陰性なのに、尿タンパクが+で
出てしまったりと、エラーが出る可能性があります。
検査前に汚れが目立つようでしたら
ペーパーで拭うなど、出来る範囲で
綺麗にしてから検体を取りましょう。
2 中間尿をとる
中間尿とは、尿が出始めてすぐの尿ではなく、
少し出してからの尿を取るといういう意味です。
排尿すぐの尿には雑菌が混ざりやすいため、
中間尿を取ることが勧められています。
3 検査直前の食事や甘い飲食を控える
直前の食事が検査結果に影響してしまう
事はよくあることです。
事前に検査することがわかってれば、
検査の2時間前は食事を控えることを
お勧めします。
とはいえ、妊婦健診では、一般的な
健康診断程、検査前の食事制限については
言われないことが多いです。
検査前の食事については
医師に確認をして
指示に従うようにしましょう。
尿タンパク、尿糖意外で尿検査でわかること
血液検査同様、尿検査では項目を細かくしたり
検査方法・種類によってより詳しく
体のことを知ることが出来ます。
毎度の妊婦健診では特に糖とタンパクに
注目してみていますが、
尿の色や臭い、濁りの有無、
排尿時の症状によっても
分かることがあります。
検査項目に入っていなくても
検体を出す前に、
ご自分でも観察してみると
異変に気付くかもしれません。
特に濁りが強い場合や
排尿時に痛みを感じるなど
異常を感じた場合は
医師へ相談してみましょう。
もしかしたら
尿路感染症をおこしていたり、
膀胱炎を起こしている可能性もあります。
おわりに
今日は妊婦健診で必ず行う
尿検査についてお話しました。
検査自体の体への負荷が少なく、
分かることが多いのがメリットとも言えます。
検査結果を気にしすぎるのは良くないですが
前回値と比べたり、
妊娠経過の指標にするのは
安産への近道となるかもしれません。