こんにちは
アラフォー看護師で
一児の母である
ダイエットサポーターのmakiです♪
出産して赤ちゃんと一緒に退院するとき、
赤ちゃん用に薬が処方されるのに
びっくりされたママさん、パパさんも
いるのではないでしょうか?
えっ!?退院前診察でも問題ないって言われたのに、
週に1回薬飲ませないといけないの?
これは日本小児科ガイドラインで発表されているもので、
日本のほとんどの産科施設で、
出生時から一定期間、赤ちゃんへの
ビタミンKの投与を推奨しているのです。
生まれたばかりの赤ちゃんになぜビタミンKが必要なのか?
薬を飲ませてまで与える必要があるの?
昔はそんなこと言われていなかったのに・・・
今日はそんな疑問にこたえるべく、
ビタミンKの役割から、
どうして赤ちゃんにビタミンKを
投与しなければならないのか。
紹介していきたいと思います。
ビタミンKの役割とは?
まずはじめに、
ビタミンKとは私たちの体で
どんな働きをしているのでしょうか?
ビタミンKは
血液凝固に関わる重要な栄養素です。
転んで血を出しても、ずっと血液が出続けることはなく、
ある程度で血は止まりますよね?
それは血液に凝固作用があるからです。
ビタミンKは肝臓に働きかけ、
血液凝固に関わる
プロトロンビンを活性化することで、血液凝固を促します。
他にもビタミンKは
カルシウムを骨に沈着させる働きがあり、
骨の形成を促す作用もあります。
赤ちゃんにビタミンKを投与する理由とは?
ビタミンKが
出血を止める作用や骨を作るのに
一役かっているのはわかりましたね。
しかしなぜ、
わざわざ小さい赤ちゃんに投与する
必要があるのでしょうか。
それは、赤ちゃんは
血管が弱く出血もしやすいからです。
中には、生まれて間もない時期に、
脳出血や脳梗塞を起こす子もいるのです。
また、ビタミンKは胎盤を通りにくいとも考えられています。
胎盤からの栄養がすべてであった赤ちゃんにとって、
生まれた時からビタミンKは
不足がちだと言えるのです。
出血しやすい上に、
止血に必要な血液凝固に作用する、
ビタミンKも不足している!
とあっては、赤ちゃんにとって、
ちょっとした出血が命取りとなるかもしれません。
母乳育児はさらにビタミンKが必要!ビタミンKの投与はいつまで?
ビタミンKは出生時から
週1回投与します。
産まれて1か月は継続して投与するよう
言われることが多いのですが、
母乳育児の場合は、
その後も生後3か月まで
継続して投与することが
推奨されています。
母乳はビタミンK不足
先ほど、
『ビタミンKが胎盤を通りにくい』とう
お話をしましたが、
実は母乳もビタミンKを取り込みにくいと言われています。
なので、母乳だけで育てている場合は
赤ちゃんがビタミンK不足となる可能性が高いのです。
赤ちゃんへビタミンKの投与はいつまでしたらいいの?
母乳育児をしているご家庭では、
ママは納豆・ブロッコリーや
ほうれん草などの緑黄色野菜
そして魚などビタミンKを多く含むものを
積極的に食べたり、
ビタミンKの投与を3か月までは
続けるとよいと言われています。
ミルク育児の場合は、
ミルクに必要量のビタミンKが
含まれているので
1か月検診を過ぎてからは
投与しなくても良いと
考えられています。
是非、一か月検診の時には
今後母乳メインにするのか、
ミルクメインにするのかを伝えたうえで、医師に相談してみましょう!
おわりに
赤ちゃんの頃から薬なんてかわいそう!!
薬って副作用とか大丈夫なの??
昔はそんなのなかった!!今必要なの??
赤ちゃんへの薬の投薬については
ご家庭によって様々な意見があると思います。
予防接種と考え方が
似ているかもしれませんが
日々、研究が進められている医療において
『予防』と『行ったとき』『おこなわなかったとき』のリスクをよく考えて選択したいですね!
今日もあなたとベビーが
笑顔でありますように☆